「算数/数学」公式は最低限でいい
皆さんは「詰め込み教育」という言葉を聞いたことがありますか?
Wikipediaによると
詰め込み教育(つめこみきょういく、 英語: cramming)とは、もっぱら暗記による知識量の増大に比重を置く、あるいは知識の増大を目指す教育方法のこと。
こんなイメージを持った方も多いと思います。
「詰め込み教育」と「ゆとり教育」はよく比較の対象となりどちらがいいか悪いかといった議論になることも少なくはないでしょう。
どちらがいいとは一概には言えません。私は詰め込み教育は嫌いですが
私自身はゆとり教育を受けた側です。
ゆとり教育世代でも勉強が嫌いな人はたくさんいました。
ではなぜ嫌いになるのかと考えたときに思いつくのは
「やらされるから」です。
嫌々やらされることはみんな嫌いです。
でもしなければいけない。
大人でいう仕事と同じですね(笑)
教育の現場で無理にやらされることの1つは「暗記」です。
暗記する量を減らせば、少しは勉強が楽しく感じるはずです!(謎の自信)
そこで今回のタイトルにもあるように
公式を覚えるのは最低限にしようという回です。
じゃあ具体的にどうするのか。
例えば
台形の面積。覚えてますか?
公式は「台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2」ですね。
私が小学生で初めて見たときは、上底って何ぞや??ってなりました(笑)
でもこんなの覚えなくても問題ありません。
なぜかって?
これでわかりましたね?
三角形の面積を2つ足せば台形の面積は出ます。
三角形の面積の公式さえ覚えていればいいのです。
ちょっとした工夫で暗記の量は減ります。
おうぎ形の面積
ちょうど最近中学生の数学の参考書か何かで見ました。
これは必要でしょうか?
あえて公式として覚える必要はないでしょう。
円の面積の公式
半径×半径×円周率(π)さえ覚えていればおうぎ形の公式をいちいち覚える必要はありません。
なぜなら、円を切り取った図形がおうぎ形です。
おうぎ形は円の何分の1かを考えるだけで、弧の長さも面積も導き出せます。
要するにおうぎ形の面積は
半径(r)×半径(r)×円周率(π)×中心角(α)/360°
=(半径(r)×円周率(π)×中心角(α)/360°)×半径(r)
= 1/2×(直径×円周率(π)×中心角(α)/360°)×半径(r)
=1/2×弧の長さ(l)×半径(r)
これで導き出せました。
私が今回伝えたかったのは、公式は最低限覚えていればいいということです。
すべての公式が必要ないわけではありません。
覚える必要がある、必要がないを判断することが大切です。
私は覚えることが苦手だったので、こういった事ばかり考えて勉強していました。
この知識を少しでも世の中に広めていけたらと思います。